松浦総合研究所

奇妙な記述てんこ盛りの東大博士論文を執筆した人は奇妙だし、その奇妙な東大博士論文を審査し合格させた審査委員主査の東大教員も奇妙だし、その奇妙な東大博士論文を放置し続けている東大も、これまた奇妙。世の中奇妙なことだらけ。松浦晋二郎。東京大学文学部社会学科卒業。同志社大学法科大学院卒業。法務博士号取得。行政書士試験合格。連絡先:ivishfk31@gmail.com

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(19)「6-1-3森岡清美の家族変動論の変遷」(128-131頁)【2】、森岡論文中に存在しない千田の森岡引用部分

千田博士論文130頁には次の記述があります: 《千田による森岡清美の引用部分》 上記引用部分には最終個所に[森岡1976a:18]と書かれています。 [森岡1976a:18]とは、上記引用部分は、千田が森岡清美の[1976a]という著書・論文の18頁から引用した引用部分であ…

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(18)「6-1-3森岡清美の家族変動論の変遷」(128-131頁)【1】森岡清美は核家族の普遍性を前提としていた?

1 本稿では千田博士論文「6-1-3森岡の家族変動論の変遷」(128-131頁)を検討します。 2 千田博士論文129頁には森岡清美の家族変動論の変遷に関する説明として次の記述があります: 千田は森岡の説明図式が、 「日本的な家族である実体的な「家」から「現…

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(29)社会学者の摩訶不思議な論理:それを全否定しても、反省しても、距離をとっても「逆説的に」それに規定される。

社会学の世界では、ある特定の社会Xや人物Xが、ある特定の思想Aや考え方Aを、全否定したり、反省したり、当該特定の思想Aや考え方Aから距離をとった場合、その行為によって、(1)当該特定の社会Xや人物Xは、逆説的に、当該特定の思想Aや考え方Aに規定さ…