松浦総合研究所

奇妙な記述てんこ盛りの東大博士論文を執筆した人は奇妙だし、その奇妙な東大博士論文を審査し合格させた審査委員主査の東大教員も奇妙だし、その奇妙な東大博士論文を放置し続けている東大も、これまた奇妙。世の中奇妙なことだらけ。松浦晋二郎。東京大学文学部社会学科卒業。同志社大学法科大学院卒業。法務博士号取得。行政書士試験合格。連絡先:ivishfk31@gmail.com

2018-03-31から1日間の記事一覧

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(12)有賀喜左衛門は敗戦によって「封建的」な「前近代性」という意味を担わされた「家」という言葉をそのような意味から救い出そうとした?103頁

1、千田有紀は博士論文において有賀喜左衛門(注)の「家」概念について、次のように書いています: ここで重要なことは、やはりこの時点でも家と家族がわけて考えられてはいない点、家が「集団」であると考えられている点である。「有賀の家、同族研究には…

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(11)川本彰氏の著書からの無断引用 63頁、159頁

1 千田有紀は東大博士論文の中で次のように書いています(青字部分): 「家族」の原語であるfamilyは、語源的にはラテン語のfamilliaという語から生じているが、・・・(63頁、159頁) しかし川本彰『家族の文化構造』(1978年、講談社現代新書)32頁には…

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(10)森岡清美の著書からの無断引用

千田有紀は博士論文において、かつて「家族」に「一」をつけて「一家族」という用法が日常語にもあった、と述べた上でその具体例として次のように書いています(青字部分): まず田山花袋の『生』(1908)のなか[ママ]ある「日の暮れる頃、わアーッわアーッと…