松浦総合研究所

奇妙な記述てんこ盛りの東大博士論文を執筆した人は奇妙だし、その奇妙な東大博士論文を審査し合格させた審査委員主査の東大教員も奇妙だし、その奇妙な東大博士論文を放置し続けている東大も、これまた奇妙。世の中奇妙なことだらけ。松浦晋二郎。東京大学文学部社会学科卒業。同志社大学法科大学院卒業。法務博士号取得。行政書士試験合格。連絡先:ivishfk31@gmail.com

千田有紀社会学を支える思想・理論

 

千田有紀武蔵大学教授)の社会学を支える思想及び理論は次の3つが挙げられます:

(1)「女は男の便所」思想

(2)「言葉の亀裂」理論

(3)科学否定。中立性・客観性の否定。

 

以下、それぞれについて説明します。

(1)「女は男の便所」思想

この思想はもともとはフェミニズム運動家の田中美津が説いた思想です。現在ではフェミニズムの思想的バックボーンになっている思想です。千田有紀社会学においても思想的支柱となっています。千田有紀は著書『女性学/男性学』の中で「女は男の便所」思想について次のように書いています:

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(2)「言葉の亀裂」理論

上記のようにフェミニズムは「女は男の便所」であるという問題意識から出発し、「男の便所」の状況に置かれている女性をいかにして解放するか、その手段・方法、を考えます。そのための理論として千田有紀が説いているのが「言葉の亀裂」理論です(注1)(注2)。

千田の「言葉の亀裂」理論においては、相手(=男性)の言葉の意味をずらして、攪乱し、相手(=男性)の言葉の意味を変えて、相手(=男性)の言葉に亀裂を入れます。このようにして「男の論理」を崩します。

「言葉の亀裂」理論について千田は著書の中で次のように書いています:

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(3)科学否定。中立性・客観性の否定

現在のフェミニズムは、従来の男性中心社会は、科学が客観的な事実を伝えるものであるという認識を当然の前提としたうえで、中立性・客観性の存在を偽装することによって作り上げられてきた、との問題意識があります。

そのため、女性解放(=便所からの解放)を図るためには、科学を否定し、中立性・客観性の存在を否定しなければならないとの問題意識があります。

千田有紀も著書の中で次のように書いて科学を否定し、中立性・客観性の存在を否定しています。

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このように、科学を否定し、中立性・客観性の存在を否定している千田有紀が「科学研究費」の「審査委員」を勤めているのは、笑えない話です。

 

【注】 

注1)「言葉の亀裂」理論という命名は松浦が便宜上、勝手につけたものです。

注2千田有紀が「言葉の亀裂」理論を適用したことによって、高名な男性学者の社会的評価が善人から悪人へと正反対の人物像に書き換えられた一つの具体例として、カール・フォン・リンネの例が挙げられます。「言葉の亀裂」理論を用いれば、特定個人の社会的評価を正反対のものに書き換えることなど、いとも簡単にできてしまいます。